付き合い始めて結婚を意識するようになったカップル。結婚に向けて2人が同じ方向を見ている場合は問題ありませんが……多くの場合、少なからず結婚への温度差はあるものです。
そこでよく聞くのが「同棲」。今までデートの終わりにサヨナラしないといけなかった寂しさがなくなり、いつでもそばにいられるようになります。そこで多くの男性は、毎日の手料理など彼女の家事への期待が出てきてしまうもの。中には結婚をずるずると先延ばしにして、甘い生活だけ享受しようとする輩もいるのだとか。
ここでは既婚者の意見から、結婚につながる同棲をするためのポイントを考えてみました。
◆同棲するなら期限つきで!
「同棲を始める前に、あらかじめ入籍や挙式の時期の目安を話し合っていました。貯金もできたし、ずるずる伸びることがないのでおすすめです」(29歳/金融)
「あくまで結婚生活の予行練習として同棲を始めた私たち。計画を立ててのことだったし、お互いにしっくりきたので、そのまま自然に結婚しました」(31歳/教育)
結婚につなげるためには、やはり結婚生活を強く意識した同棲にするのが大事なのだそう。共通認識がしっかりとあれば、「気付けばもう同棲○年……」という状態にはなりませんよね。
さらに、本番とも言える結婚生活で失敗しないというメリットもついてきます。どんなに好きな人でも、クセやこだわりなど、実際に暮らしてみないと見えてこないことも。そのような点を知り、受け入れて結婚へ進むので、「こんなはずではなかった……」と後悔することは少ないようです。
◆あえて断り、結婚を意識させる
「彼に『一緒に住もう』と言われたけれど、同棲で失敗しているカップルを何組も見てきたので、そこを説明した上で断っちゃいました。そうしたら『結婚したいから一緒に住もう』と言われ、その流れでプロポーズしてくれました」(30歳/アパレル)
楽しそうな同棲生活ですが、その先がはっきりしないのであれば正直に断ってしまうのもアリ。ストレートに話し合うことで、彼の本気度も分かります。もしそれで破局してしまうことになっても、「何年も同棲したのにフラれてしまった」という状況になるよりはいいはず。
◆すでに同棲している場合にはコレ!
「同棲中にアパート更新の時期になったので、私から『結婚して住み続けるか、別れて引っ越しするか、どっちか決めて』と迫りました(笑)。同棲を始めてもうすぐ2年というタイミングだったので、ちょうどよかったですね」(31歳/美容関係)
逆プロポーズに近い方法ですが、きっかけがあるのは大事ですよね。「別れた場合、引っ越しや手続きなど面倒なことがあるよ」と暗に示している点もテクニックです。
もし煮えきらない彼にモヤモヤしながら同棲を続けているなら、「次の更新時期に話そう!」と決めてはいかがでしょうか。更新は必ず決めなければならないことなので、何らかの変化が期待できます。
中にはなし崩し的に同棲・半同棲になっているカップルも多いのではないでしょうか。しかし結婚という夢があるのなら、立ち止まって考え、将来に向けた話し合いをすることも必要。