インタビュー・文=大橋博之
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お見合いの時、どうしたらうまく行くのか、気になりませんか?猫をかぶった方がいいのか、静かにしている方がいいのか、たくさん喋って盛り上げるのか…など悩みますよね。そんな方のために、結婚相談所サンマリエのGran Mabelle(グランマベール)スタッフで、これまで数多くのお見合いに立ち会われてきた遠藤美保さんと中村明子さんに、気になる「お見合い」をテーマに、いろいろとお話を伺ってみました。
交際経験の少ない方が意外と成婚まで早い、その訳とは?
──お見合いの話を伺う前に…サンマリエでは何歳くらいの会員様が多いのですか?
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中村:多い年齢は30歳後半です。アラフォーと呼ばれる世代。男女共にこの年代の会員様は多いですね。
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──上は何歳くらいまでいらっしゃるのですか?
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遠藤:50代後半の会員様もいらっしゃいますよ。
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──幅広くいらっしゃるんですね。ご職業はどのような方が多いのですか?
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遠藤:そうですね。一番多いのは会社員の方ですが、最近特に多いのはシステムエンジニアさんや専門職の方ですね。
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──システムエンジニアは人気の仕事だし、モテそうにも思うのですが……。
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遠藤:イメージはそうなんですけどね。本当にお忙しくて女性と接する機会があまりないようです。
中村:女性とのお付き合いそのもののご経験が少ない方もいらっしゃいますよ。
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──女性とのお付き合いの経験が少ない方が、お見合いからスタートというのは、かなりハードルが高いのではないでしょうか?
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中村:最初はハードルが高いです。グランマベールのスタッフはお見合いに立ち会わせていただくのですが、やはりすごく緊張される方が多いです。私たちはその緊張を少しでもほぐして頂けるように、サポートさせていただきます。けれど、そんなお付き合い経験の少ない方でも、何度かお見合いすると変わられます。最初は緊張で固まってらっしゃった方でも、慣れてこられるんですよ。
遠藤:ほんと、ステキになられる方は多いですね。お話もスムーズにできるようになって。びっくりします。
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──けれど、お付き合いの経験の少ない方だと成婚までは時間がかかるのではないですか?
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遠藤:いえ、そういう人の方が、私たちに「どうしたらいいですか?」と素直にアドバイスを求められ、そのアドバイスを活かして行動されるので、意外にご成婚まで早いんですよ。
お見合いでは猫かぶりが正解?それともやっぱり自然体が一番?
──お見合いでは、女性は活発にしている方がよいのでしょうか? それともおしとやかな方がよいのでしょうか?
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遠藤:やはり、お話しいただいた方がよいですね。黙っていてもなにも始まりませんから。男性も女性もなるべくお話ししていただくように、私たちもお手伝いさせていただきます。
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──おしとやかにして、ボロを出さないほうがよいんじゃないかと(笑)
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中村:あまり猫をかぶるのもどうかと(笑)実は男性は猫をかぶっていても気づくようですよ。それに女性のことを知りたいと思っても、お話しないのではわからないですからね。
ただ、じゃあ盛り上がればよいのかというと意外とそうでもないんです。
あるカップルで、お話が弾んでいたのに後で「お断り」になってしまったことがあるんですね。「盛り上がっていらしたじゃないですか」とお話しすると、男性会員様が「僕は仕事が営業なので、ついつい話を合わせてあげようとするんです。沈黙が嫌だからしゃべり続けていました」とおっしゃられて。
そうかと思うと、お見合いで沈黙が続いてしまって『大丈夫かな?』と私たちが心配していたら、お二人から「ぜひ、お付き合いしたいと」とお返事をいただいたこともあります。あとで伺うと、その沈黙の時間がお二人には居心地よかったのだそうです。その二人にしかわからない空気感みたいなのがあったようなんです。
なので、性格がおしとやかであれば、ムリに積極的にお話されなくてもいいかもしれません。お二人の空気感があっているかどうか? が大切ですね。
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──やはり、自分の素のままで接するのが、一番よいということですね。
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中村:そうですね。自然が一番よいみたいです。ご成婚報告でお二人がいらしたときに、私たちがインタビューをさせていただくのですが、8割くらいのカップルが「お見合いの席でも自然体でいられた、自然に話せた。」とおっしゃられます。
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──グランマベールのスタッフはお見合いの席でアドバイスもされるのですか?
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遠藤:お見合いについてある程度、「こういうものですよ」と、軽くご案内はさせていただいていますが、最初から「ここはこうしたほうがいいですよ」と、こと細かくはしないですね。あまり結果がよくないことが続いたりしたときは、アドバイスさせていただいて、たとえば、お洋服を見直していただいたりすることもあります。
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──お見合いについての質問はあると思いますが……。
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中村:ありますね。特に先ほどお話しした、お付き合い経験の少ない方は、前日にメールやお電話でご質問いただきます。
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──「どんな話をしたらいいんでしょうか?」とか質問されるわけですね。
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中村:リハーサルに来る人もいらっしゃいますよ。
遠藤:男性の方は予習してこられますね。
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──はじめてのデートで下見をするようなものですよね。すごくわかります。でも、リハーサルしてもうまくいかないとこともあるのでは?
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遠藤:それが意外と、自分が『失敗した』と思っていても、結果がよかったりもするんですよ。
中村:『頑張ったけど、結果はダメだと思います』とおっしゃられた方のお相手様から「お付き合いしたい」とお返事をいただいたこともありますね。
遠藤:やはり、一生懸命さが伝わっているということが一番大切なように思います。不器用でも想いは伝わるんですよ。
「一緒に退会しませんか」がプロポーズの合図
──スタッフはお付き合いもサポートされるとのことですが、「どこでプロポーズしたらいいのでしょうか?」という質問にもアドバイスされるのですか?
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中村:ありますね。
遠藤:サンマリエではプロポーズプランもご用意させていただいています。
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──どのようなプランなのでしょうか?
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遠藤:提携している教会でのサプライズプロポーズなどです。
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──みなとみらいの方にもあるのですか?
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遠藤:残念ながらみなとみらいではないんですよ。新宿や銀座になります。
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──ステキな場所の多い、みなとみらいにないのは残念ですね。
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中村:プランではありませんが、横浜ランドマークタワーの最上階のレストランをよく、ご紹介させていただいていました。レストランを予約して、そこで花束を持ってプロポーズしていただくんです。
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──横浜ランドマークタワーの最上階レストランはいいですね。
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中村:ご紹介させていただいたすべての方がご成婚となっていますよ。
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──プロポーズは大切ですものね。
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中村:はい。もちろん。プロポーズは一生に一度のことですし、場所というシチュエーションも大切ですからね。ただ、プロポーズというところまでお気持ちが決まっているのだったら、その時はお相手様も『そろそろかな』とはわかっているはずなんです。だったら、場所で悩むよりは、そのお気持ちをお伝えすることが大切だとお話しさせていただきますね。
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──プロポーズなんてテレビや映画でしか見たことないですものね。
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遠藤:「言葉にすることが大事ですよ」とアドバイスさせていただいています。意外となあなあになってしまうケースがあるんですね。女性会員様は「プロポーズの言葉をいただいていないです」と仰っているのに、男性会員様は「僕はいいました」と、違うこともあります。男性会員様はプロポーズしたはずなんだけれど、それがうまく伝わっていないこともあるようです。
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──「プロポーズがまだなんですよ」という相談もできるのですか?
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中村:そのご相談、実は多いです。「お相手はどういうお気持ちなんでしょう?」という。私たちはそれとなくお気持ちを探り、踏み切るための後押しもさせていただきます。
遠藤:私たちからすれば、おふたりの気持ちはぴったりきている、というのがわかりますからね。ちょっとぐすぐずしていて、じれったくなるカップルもいらっしゃいます(笑)。
中村:恥ずかしくてプロポーズができない、という会員様に、私たちが使う言葉で「ご成婚退会されたらどうですか?」とお伝えするんです。「プロポーズされませんか?」ではなく、「もう、ご成婚退会ですね」と。そうすると「もう、お見合い相手の紹介はいらないよね。一緒に退会しようか」というのが、ひとつのプロポーズと同じなんです。『成婚退会しようという言葉をいただきました』というご報告をいただくこともあります。
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お見合いがうまくいってお付き合いが始まる。そしてプロポーズ。夢のようなハッピーロードですよね。そのどのプロセスにおいても、サンマリエのスタッフは心のこもったサポートをしてくれるようです。とても頼もしい味方ですね。
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お見合いだけにとどまらず、婚活をしていく中で自分の結婚観を知ることは大切なことです。
結婚相談所サンマリエでは「隠れた恋愛傾向」や「理想のお相手」「結婚準備度」がわかる診断テストをご用意しています。
この機会にぜひご自分の結婚観についてチェックしてみませんか?
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【グランマベールスタッフ】
みなとみらいサロン
遠藤美保(エンドウミホ)さん
中村明子(ナカムラアキコ) さん
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