欧米が起源であるジューンブライド。ヨーロッパでは雨が少なく、カラッとした日が多いことから、この時期を選ぶカップルが多いのですが、日本では逆に梅雨の時期。「ジューンブライドにしたい!」と考えていても、なかなか大変ですよね。
そんなジューンブライドで素敵な花嫁になるには、やはりゲストの顰蹙を買わないようにすることが1番。みんなから祝福される6月の花嫁になるには、何に気をつけるべきなのでしょうか。
◆事前に一言断りを入れる
6月に結婚式を挙げることを決めたら、まずは招待状などでゲストに一言断りを入れるようにしましょう。「お足元の悪い時期にご足労いただき、大変心苦しい限りですが」などと配慮をしていることを伝えるのが大切。
雨の中、慣れないドレスや靴で出歩くのはとても大変ですよね。また、髪型なども普段より苦労してしまうのではないでしょうか。ゲストに少しだけ迷惑をかけてしまう可能性がある、ということを念頭に置いておきましょう。
◆会場は駅の近くを選ぶ(二次会も近くにする、送迎バスを用意する)
雨が降っている中を、何分も歩いて会場へ行くのは大変。せめて駅から徒歩10分以内の会場を選ぶようにしましょう。駅から少し離れた、静かな場所が売りな会場もありますが、その場合は事前にタクシーを手配しておくのがマナー。
また、二次会の会場も移動のことを考えると式場の近くにした方がいいかもしれません。少し距離がある場合は、送迎バスを手配するのも一つの手ですね。
いずれにしろ、ゲストにとっては雨の中の移動が一番億劫となります。なるべく歩く時間が少なくて済むような工夫をしておきましょう。
◆着替え室を用意する(便利アイテムを用意する)
せっかくのお呼ばれドレスも、雨に濡れては台無しになってしまう可能性が。会場に着替え室を用意しておけば、家からわざわざ着て来る必要がなく、ゲストからも喜ばれるのではないでしょうか。その場合は「会場にお着替え室をご用意しております」と事前に伝えておきましょう。着替え室にはアイロンやドライヤー、靴磨きなども用意しておくといいかもしれません。
また、雨が降ってしまった場合を想定して、受付でミニタオルをお渡しするのも良いかも。晴天だった場合はそのままプチギフトとして活躍するので、用意しておいて損はないですよ。
◆雨が降った場合を想定した演出を考える
屋外でのブライダルシャワーやブーケトス、デザートビュッフェ等を考えている人は、雨が降ってしまった場合の演出も考えておきましょう。屋根のある場所に変更可能か、雨に濡れない動線を確保できるかなど、会場との打ち合わせを密にしておくことが重要。
チャペルから披露宴会場への間に屋根がなく、雨に濡れてしまった・・・なんてことになると、ゲストから大きな顰蹙を買ってしまうかも。6月の結婚式の演出で1番大切なのは、雨が降ったときをしっかりと想定しておくことなのです。
◆引き出物はかさばらないものを
重い荷物やかさばる荷物を持って、雨の中家に帰るのは大変。会場に着替えを持ってくる人はなおさら荷物が多いので、引き出物はコンパクトにまとめましょう。特にお皿やガラス製品などは、なるべく避けたほうがいいかもしれません。
もし、引き出物が重たくてかさばるものになってしまいそうな場合は、配送サービスを行っている式場もあるので、それらを利用するのもいいかもしれませんね。
ジューンブライドが幸せになれると言われている理由に、多くの人に祝福をしてもらえるからという説があります。しかし梅雨の時期は気を使わなければいけない部分がたくさん。ゲストの気持ちを一番に考え、みんなから祝福される6月の花嫁を目指しましょう。