「マリッジリング」が手作りできるのをご存知ですか?いま、「世界でひとつだけのマリッジリングがほしい!」と指輪を手作りする人が増えているのだそうです。
今回は、オリジナルのマリッジリングがどうやって出来るのかを解説したいと思います。
◆どこで作れるの?
手作りの指輪を作れるサービスを行っている工房やブランドは、都内を中心に全国にあるそうです。場所によって出来るデザインが限られていたり、手法が違ったりもするので事前にインターネットなどで調べておくといいと思います。
場所を選ぶ際に重視したいポイントは「デザインの自由度」「予算の目安」「特典」「アフターサービス」。場所によっては指輪の制作風景を映像に残してくれる場所もあるので、結婚式のムービーに使ってもいいかもしれません。完成後に石を追加してくれるなど、アフターサービスが充実しているところもあるので、そちらを選ぶといいでしょう。
◆指輪ができるまで
作り方は工房やブランドによって違いますが、基本的な流れをご紹介します。
1、デザインの相談
職人さんとデザインの相談をします。事前に2人で大まかなデザインを決めておくとスムーズに進みますよ。ノープランで行ってもスタッフさんが提案してくれるところもあり、安心してデザインが決められそうです。
「こんな細かいデザイン、自分にできるかな・・・?」と不安になってしまうかも知れませんが、だからといって妥協をするのはNG。一生大事にしていくものなので、自分たちの納得のいくデザインにしましょう。
2、原型作成
ここが実際に自分たちが手を加える行程となります。「チューブワックス」というものがあり、指輪の原型になるものを切ったり削ったりしていきます。
ほとんどの工房がこの「チューブワックス」というものを使用しているのですが、これはあくまで原型。この「チューブワックス」は製造段階で溶けてしまいますので、型がそのまま金属になるというわけではありません。失敗してもやり直すことができるので、緊張せずに削っていきましょう。
所要時間はおよそ3時間。デザインによってかかる時間が違ってくるので、時間には余裕をもっておいたほうがいいですね。
3、仕上げ
ここからは大抵プロの職人さんがおこなってくれます。原型の周りを石膏で固め、ワックスを溶かします。そしてその隙間に金属を流し込み、凝固させて指輪の形を作るのです。金属が固まったら指輪を取り出し、丁寧に磨いて刻印をしたり宝石をいれたりして完成。
手作りなので「既製品に比べたら造りが甘いのでは?」と思われがちですが、こうして最後の仕上げはプロがおこなうので、クオリティーは既製品レベルなんですよ。
完成までは2ヶ月〜2ヶ月半ほど。結婚準備との兼ね合いもあるので、計画的に。
こうして世界でひとつだけの指輪が完成します。2人の共同作業にもなるので、思い出に残ること間違いなし。お値段もブランドものの指輪を買うよりもお手頃ですが、手作りという付加価値で重みは増すのではないでしょうか。
結婚を考えているカップルは、エンゲージリングやマリッジリングに手作りの指輪はいかが?