そろそろ彼氏と結婚したいのに、なかなかプロポーズしてくれない・・・そんな時は、映画がオススメ。特に邦画は感情移入しやすく、自分たちに重ね合わすこともできますよね。今回紹介する6つの「結婚したくなる映画」。これを見せて、彼の結婚願望をアップさせちゃいましょう!
◆『婚前特急』(2011)
こちらは2011年に公開された、吉高由里子さんが主演の映画。『婚前特急』は“時間を有効に利用して人生を堪能するために、5人の男と同時に付き合って居る主人公のOL池下チエ(24)が、たった1人本当の相手を探して奔走するドタバタ婚活コメディ。
男性が「結婚したい」とふと思えるような映画、というよりは女性が本当の愛を見つけたい!と思えるような内容かもしれません。
しかし、5人の男と同時に付き合っていて、結婚なんてさらさら考えていなかった主人公が「結婚したい」と思えるようなエピソードが所々ちりばめられているため、女性だけでなく男性も、主人公と同様に「結婚したい」と思えるのではないでしょうか。
◆『指輪をはめたい』(2011年)
山田孝之さん、小西真奈美さん、真木よう子さん、池脇千鶴さん、二階堂ふみさんなど、豪華キャストが出演するこの映画。頭を打って記憶喪失になってしまった主人公・片山輝彦のカバンの中には、彼女に渡すはずだった婚約指輪が。その指輪を渡す予定だった彼女を探すのですが、主人公の「彼女」と言い張る女性はなんと3人もいたのです。
最終的にハッピーエンドとはいかないが、幻想やファンタジーな映像と現実とのギャップが盛り込まれていて、最後はどこか切なくなるストーリー。
主人公は元カノのことをずっと引きずっていて、にもかかわらず三股をかけて、それが全員にバレてフラれ・・・と本当に情けない男性。そんな主人公のようにならないように、注意喚起の意味でも彼に見せたい映画だと思います。
◆『ぐるりのこと。』(2008年)
自堕落で飄々とした夫をリリー・フランキーさんが、几帳面で思い詰めがちな妻を木村多江さんが演じた『ぐるりのこと。』。子どもを失ったことで壊れていく妻・翔子を夫のカナオが温かく支え続け、少しずつ平穏を取り戻していく様子を描いています。
見終わったあと、「こんな夫婦、理想だな」とふと思ってしまうような映画。こんな生きづらい世の中には、たった1人の理解者が必要だというメッセージがひしひしと感じられ、結婚って悪くないな、と心から感じられます。
◆『ツレがうつになりまして。』(2011年)
夫がうつ病になったことをきっかけに、これまでの自分たちの姿を見つめ直し、共に成長していくまさに「夫婦の絆」を描いたストーリー。仕事をバリバリこなすサラリーマンだったが、ある日突然「心因性うつ病」だと診断されてしまう夫を堺雅人さん、5年も連れ添っていたのに、夫の変化に全く気づかなかったことに反省する妻を宮崎あおいさんが演じています。
序盤は、夫に朝ご飯も作らず、パジャマ姿でゴミ袋だけを渡す妻の姿が描かれていて、とても現実を見せられたようでげんなりしてしまう人もいるかもしれません。しかし、夫がうつになってからの妻の献身的な姿は、まさに「健やかなるときも、病めるときも」という言葉通り。楽しいことばかりが結婚じゃないけれど、つらいときに1人じゃないというすばらしさを教えてくれる映画です。
◆『いま、会いに行きます』(2004年)
ベストセラー小説を映画化したこの作品。奇病に悩まされる主人公・巧は6歳の息子とふたり暮らし。そんな2人の前に、1年前に病気で亡くなった妻・澪が雨の季節だけ蘇るという奇跡のストーリー。夫婦役を演じた中村獅童さんと竹内結子さんが、映画公開ののちに実際に結婚をしたことも話題となりました。
蘇った妻は記憶を失っており、高校時代の2人の出会いから結ばれるまでを語って聞かせる夫。2人の目線から描かれる過去の描写は、切なくも甘酸っぱい感覚を抱きます。
家族のやわらかな愛情が伝わってくるこの作品。カップルで一緒に見たら、きっと優しい気持ちになれると思いますよ。
◆『のびたの結婚前夜』(1999年)
予告でさえも感動してしまう『のび太の結婚前夜』。しずかと出来杉が仲良くしているのを見て、のび太は本当に将来しずかと結婚出来るのか心配になってしまいます。そこで、ドラえもんと共にタイムマシンでのび太の結婚式の日へ向かうのですが、間違ってその前日に着いてしまいました。結婚前夜ののび太としずかのストーリー。
この映画で一番反響を呼んでいるのが、しずかのお父さんがしずかに送る感動的なセリフの数々。「パパ、あたし、およめにいくのやめる!」と言いだしたしずかに対し、「のび太くんを選んだきみの判断は正しかったと思うよ」と優しく諭す姿に、きっと涙してしまうはず。
また、子どもの頃に見ていた「子どもののび太」が、自分たちと一緒に大人になった姿に共感を覚える人も多いと思います。結婚願望が高まるだけでなく、人間にとって本当にたいせつな事は何なのかを教えてくれる映画なのです。
◆『今度は愛妻家』(2009年)
豊川悦司さんと薬師丸ひろ子さんが描く、感動作。元売れっ子カメラマンだった夫の俊介。健康マニアで、夫に子づくり旅行をせがむ妻、さくら。クリスマス直前に2人で沖縄旅行に出かけるのですが、そこで2人はケンカになってしまいます。ホテルを飛び出たさくらは永遠に帰らぬ人になってしまうのですが、映画の中では俊介の妄想の中のさくらが描かれています。
男女の愛情に、すれ違いは必ずといっていいほど起こりますよね。しかし劇中「ただ居てくれるだけで良かった」と涙する夫の姿に、ハッとさせられる人も多いのではないでしょうか。
もし「愛妻家」(もしくは逆)になれぬまま、一生会うことができなくなってしまったら・・・そう感じ、相手に今できるだけの愛情を注ごう、と気づかされる映画かもしれません。
失ってから気づく、では遅すぎますもんね。
?「結婚なんて、まだまだ考えられないな」という人でも、きっと「こんな結婚したいな」「こんな愛情の形もあるんだ」と、結婚についてポジティブな感覚になる映画ばかり。実際、なかなか結婚に踏み込んでくれない彼に見せたら、そのすぐ後にプロポーズされた!なんてエピソードもあります。
結婚についてあまり考えていなかった彼でも、現実味のある邦画を見れば、きっと結婚について真剣に考えてくれるのではないでしょうか。
また、すでに結婚の決まっているカップルでも結婚準備等に追われると、関係がぎすぎすしてしまいがちです。そんな時に『結婚をしたくなる映画』を2人で見れば、お互いを思いやる心を取り戻すきっかけになるかもしれませんね。