赤ちゃんを授かったことが分かってから籍を入れる、いわゆる「授かり婚」。今ではさほど珍しいことではなく、授かり婚で幸せになっているカップルはたくさんいます。
しかし、親世代ではまだまだ授かり婚に対して良い印象を持っていない人も多いのが現状。未来のおじいちゃん・おばあちゃんである両親とモメないために、授かり婚を報告する際のポイントについてご紹介します!
◆事前に相手の情報を伝える
ただでさえかしこまった挨拶ですから、お互い緊張しますよね。少しでもスムーズに進めるために、事前に両親に彼・彼女の情報を伝えておくのもいいかもしれません。
また、女性と母親の仲が良い場合には、事前に女性から母親にだけ報告しておくと、父親を説得する味方になってくれる可能性も。
◆女性の両親への挨拶・報告
まずは彼女の両親への報告を先に行います。親にとって娘の結婚は喜ばしいことではありますが、授かり婚の場合となるとやはり動揺は隠せないでしょう。「嫁入り前の大事な娘を妊娠させるなんて」と、男性に怒りを感じる人も少なからずいるはず。
ご両親には、誠意ある態度できちんと話すことが大切です。反対されてしまっても、彼女と協力して根気強く説得を続けましょう。場合によっては、1日で決着をつけようとするのではなく、「また別の日にお時間をください」と長期戦に持ち込むことも視野に入れておきます。
◆男性の両親への挨拶・報告
女性の両親に挨拶が済み、結婚の承諾を得ることができたら、男性の両親に挨拶・報告をします。この場でも、あまりいい反応が返ってこないことは覚悟しておきましょう。
ですが、女性の両親からはすでに結婚の承諾をもらっているわけですから、男性の両親には「結婚相手を紹介する」という名目で会うのがベターです。
◆妊娠の報告は慎重に!
「妊娠したから結婚する」というような報告では、よくない印象を持たれることも。まずは結婚する意志があることをしっかりと伝え、その上で彼女が妊娠していることを報告しましょう。「もともと結婚するつもりでいたが、先に赤ちゃんを授かった」というニュアンスで。「子どもが先でなくても、結婚していたなら・・・」と、いくらか印象は良いはずです。
◆安心できるような将来計画を伝えよう
親としてはふたりの結婚生活がうまくいくかどうか、とても心配しています。そこに加えて出産・育児という大仕事も待っていますから、今後のことをどれくらい真剣に考えているのかもポイントとなります。両親から質問を受けたとき、答えに詰まらないよう事前に話し合っておきましょう。
直近の予定としては入籍のタイミングや結婚式の時期、同棲をしていないカップルの場合なら新居への引っ越し時期も説明が必要です。子どもを育てるにはお金もたくさんかかりますから、経済的な面で自立していることもしっかりと伝えましょう。また、家族・子育てについての2人の価値観、将来の見通しなどもきちんと報告しておけば、ひとまずは安心してもらえるでしょう。
いきなり結婚、そして妊娠の報告をされても、すんなりOKとはいかないこともあります。しかし、子どもの幸せを願わない親はいません。結婚も赤ちゃんができたことも本来はおめでたいことなのですから、誠意ある報告で、幸せな家庭への第一歩を踏み出しましょう。