自民党の宮崎謙介元衆議院議員の不倫問題が取り沙汰され、日本国内で一気に話題となった「男性の育児休暇問題」。果たして、女性のどのくらいが夫に育休をとってもらいたいと考えているのでしょうか。
今回、マッチアラーム株式会社が20〜30代の独身女性を対象に育休についてのアンケートを実施。女性の「夫の育休」に対する意識が明らかとなりました。
◆約6割女性「夫に育児休暇はとってほしくない」
今回の調査では、「将来、子供ができたら旦那さんに育児休暇をとってもらいたいですか?」という質問に対して、「はい」と回答した人が34.6%、「いいえ」と回答した人が65.4%という結果に。
独身女性の6割以上が男性には育児休暇をとってもらいたくないと考えていることがわかりました。
◆なぜ夫に育休をとってほしくないのか
「いいえ」と答えた人からは、生活面の不安があるなどという意見が見られました。
「旦那さんには一生懸命仕事をして欲しいです」(30代後半/奈良県)
「生活安定させる為にも自分が働けない分、働いてもらいたい」(20代前半/兵庫県)
「自分が育児休暇をとれば良いかなと思います。自分もすぐに働いたりするのは体力的にも辛いと思うので」(30代前半/宮城県)
「普段の生活で手伝ってくれれば充分」(30代前半/千葉県)
「職場に迷惑がかかるから」(20代後半/福岡県)
会社を休んでしまうと、お給料がもらえない可能性があるという点から、男性に育児休暇をとってほしくないと考えている女性も多い様子。
しかし、休業中に企業から給料が支給されない場合には育児給付金という制度もあるので、収入がゼロになるということはなさそうです。
◆2人で協力しあう子育てにしたい
一方「夫に育休をとってほしい」と答えた人は、夫婦で協力して子育てをしたいという意見も。
「助け合って子育てしたいから」(30代前半/兵庫県)
「育児の大変さを共有してもらいたいから」(20代半ば/東京都)
「育てている実感が持てると思うから」(30代半ば/福島県)
「少しでも家族一緒に過ごす時間が増えるから」(20代後半/神奈川県)
「夫婦で力をあわせることだと思うし、社会がその考えになってきているから」(20代後半/兵庫県)
子育てにあまり関与をしない男性は、女性の育児の大変さが分からないともいいます。お互いがお互いの大変さを理解するためには、男性も育児休暇を取り、同じ経験をすることも大切なのかもしれません。
子育ての大変さを経験すれば、男性も家事や育児に協力的になってくれるはず。育児休暇は円満な夫婦関係を築くためにも、必要だといえそうです。