ついに彼からプロポーズされちゃった!しかし、これから具体的に何をしていけばいいの?今回は結婚準備に必要なことを総まとめ。これさえ読めば、完璧です。
◆結婚準備に必要な期間
プロポーズをされたらまず、入籍をして結婚式を挙げるまでにおよそ1年はかかると考えておきましょう。結婚を決めたらまず、両親への挨拶や顔合わせをし、結納の有無を両家で決めます。最近では結納を行う夫婦は少ないとされていますが、地域や家庭で全く習慣が違う場合があるので慎重に。
そして、結婚式を行うのか、身内だけであげるのか披露宴を行うのかなど・・・細かい部分も両家の意見を交えて決めていきます。
スムーズに決まれば、ここから8か月?1年後に式を挙げるのが一番ベストな期間。しかし、半年で準備をして式を挙げるというプランがある式場もあるので、ゲストのことも視野に入れつつプランナーさんと相談していきましょう。
◆結婚準備モデルスケジュール
プロポーズをされたら、まず何をする?ここでは結婚式・ハネムーンまでのモデルスケジュールを紹介していきます。是非結婚準備の参考にしてみてください。
- プロポーズ
【式の8ヶ月?1年前】
- 両親への挨拶
両親への挨拶は、手土産が肝心。お互いにアイディアを出し合って、きちんと喜ばれるものを持っていくようにしましょう。
- 婚約指輪選び
最近では、新郎一人で購入するよりも二人で選びに行くことが多いそう。一生大切にできるように、お気に入りのデザインを選ぶのもいいかもしれません。
- 両家顔合わせ(結納)
結納にするか、顔合わせで済ませるかは事前に話し合って決めておきましょう。また、この場で結婚式を行うか、どのような形で、など両家の意見を聞きつつ決定していきます。
【式の4ヶ月?7ヶ月前】
- 新居引越し
新居に引っ越すタイミングはそれぞれですが、結婚式の準備が始まると慌ただしくなってしまのでその前に引っ越してしまうのがベター。
- 式場探し
いよいよ式場探しがスタート。ブライダルフェアなどに行って結婚式のイメージを膨らませるのもいいかもしれません。結婚式の日取りも、プランナーさんと一緒に決めていきましょう。
- 職場報告
結婚式の会場や日取りが決まったら、最低でも式の3か月前くらいまでには職場に報告しましょう。退職をする場合はなるべく早めに報告を。報告をする順番は、まず直属の上司から。業務時間は避け、昼休みや終業のタイミングで話を切り出しましょう。
- ドレス、結婚指輪選び
ドレスは式場の貸し出しているものを着るのか、持ち込むのかも決めておきましょう。ある程度のデザインを事前に決めておくと、迷いすぎることなく選べます。
- ゲストリスト作成、招待状作成
ゲストリストを作成し、招待状を作成します。招待状は送る前に、電話かメールで事前に報告をしましょう。
- ハネムーン準備
ハネムーンに行く場合は、慌しくなる前に旅行会社などへ行き、プランを決めておきましょう。会社を休む場合は早めの報告を。
【式の3か月前?】
- 演出、ヘアメイク、引き出物選び
式の細かい部分を決めていきます。本格的に慌ただしくなってくるので、二人で協力して進めていくことが大事。引き出物はゲストの年齢や性別ごとに中身を変える「贈り分け」が最近の主流となっています。
- 花嫁の手紙、謝辞作成
今まで育ててくれた両親に、感謝の気持ちを伝える手紙を作成。結婚式の最後に行う、新郎と通常新郎の親側からの挨拶も準備しておきましょう。
- 入籍
入籍日は二人で縁起のいい日、覚えやすい日などを選んで決めましょう。
- 名義変更
姓が変わったら、免許証や通帳、印鑑などの名義変更手続きを行いましょう。特にハネムーンに行く場合はパスポートも変更しておくのを忘れずに。
【結婚式後】
- 内祝いやお返し
結婚式に招待していない人などから結婚祝いを頂いた場合はお祝い返しを贈ります。頂いた金額の半額程度の品を贈るのがマナー。品物だけではなく、お礼状も同封するようにしましょう。
- ハネムーン
◆結婚準備に必要な資金
結婚はお金がかかるもの。しかし、何にいくらくらい必要かある程度把握しておくだけで結婚準備がスムーズにはかどります。
主に結婚資金となるお金は「自己資金」「親からの援助」「ご祝儀」の3つ。親からの援助を受けず自分たちだけでまかなう人もいますが、結婚費用は全額親が負担するというケースもあります。ご祝儀も一人3万円が平均ですが、親族を中心に呼ぶと総額が高くなるので安心。自分たちがどのくらい資金を出せるかによって、様々なことが変わってくるのです。
◆ズバリ結婚準備に必要な資金は平均520万円。その内訳は・・・
両家顔合わせ?結婚式、新生活、ハネムーンに至るまで結婚準備に必要な資金の平均は520万円。項目ごとの平均は以下のとおりです。
「婚約」154万円
プロポーズをされて、両家顔合わせや結納までにかかる費用は平均154万円。婚約指輪の値段も含まれていますが、最近では結納を行わない夫婦も増えてきていることから、この値段は人によって大きく変動します。
結納もせず、婚約指輪も買わないということになれば、両家顔合わせの食事代だけで済んだという人も。
「結婚式」315万円
挙式と披露宴を挙げるとなると、平均315万円かかります。もちろん規模やスタイルによって金額は様々ですが大きなお金が必要となることがほとんど。衣裳や引き出物など、会場と提携しているものでないと持ち込み料がかかる可能性が高いので注意が必要です。
「美容」7万円
意外と見落としがちなのが「美容」にかける費用。一生に一度のものなので、やはりエステなどには通っておきたいところ。ネイルや美容院も、直前には細かなお金もかかってきます。
「ハネムーン」62万円
こちらも行き先などによって大きく値段が変動していきます。しかし、圧倒的に海外志向が高いので平均は62万円。お土産代なども含まれます。
「新生活」132万円
引っ越し代、初期費用、家具家電などを総括すると、新生活をスタートさせるのに必要な金額は平均132万円。特に家具などを全部買い揃えるとなると、かなりの金額が必要となります。
◆結婚式の自己負担額は最低どのくらい?
結婚準備に必要な資金は平均520万円ですが、必ずしもその全てが自己負担というわけではありません。株式会社リクルートマーケティングが調査した2015年の「結婚トレンド調査」によると、結婚式(挙式、披露宴、パーティーの総額)における自己負担額は平均142.7万円。
また、全体の71.3%が親や親族からの援助があったと回答し、それにご祝儀を加えると夫婦で150万円の貯金があれば、立派な結婚式が行えるということがわかります。
もちろんその他にも両家顔合わせやハネムーン、新生活などのお金もかかってきます。そこで、自分たちの資金などを踏まえて、結婚準備のプランに迷ったら「ブライダルカウンター」などへ相談に行くのも手。プロのアドバイザーが、自分たちにピッタリな結婚プランを提案してくれます。
思ったよりもお金がかかるというのが結婚ですが、何にいくらくらいかかるかを事前に調べておくことで、節約することもできます。
また、周囲の概念にとらわれることなく自分たちのスタイルで結婚できるのが最近の傾向。結婚式場によって様々なプランがあるので、プランナーさんや両親とよく相談し、結婚準備もスムーズに進めていきましょう。
婚約・結婚指輪選び
結婚に大切な指輪。特に結婚指輪は毎日付けることになるので、2人のライフスタイルに合わせて選ぶようにしていきましょう。最近では、婚約指輪と結婚指輪を重ねづけ出来るタイプのものも増えているようです。2つを合わせて購入するのもいいかもしれませんね。
婚約指輪(エンゲージリング)とは
婚約の記念に、男性から女性に贈る指輪。ダイヤモンドが施されていることが多いのは「最も硬い石」であることから「固い絆で結ばれる」という理由があります。ただし必ずしもダイヤモンドでなければいけない、ということはありません。
結婚指輪(マリッジリング)とは
永遠の愛を誓い合った2人が、その証に交換し合う指輪。欧米では金のマリッジリングが主流だですが、日本では圧倒的にプラチナの人気が高いです。
覚えておきたい婚約指輪の種類5つ
1.ソリティア
石を一粒だけセットしたリングで、飽きの来ない定番デザイン。石の存在感が際立つので、ダイヤの4Cにこだわる人も。
※ダイヤの4Cとは
Cut(研磨)・Clarity(透明度)・Carat(重量)・Color(色)のこと。ダイヤモンドの価値はカラットだけで決定されるわけではありません。これらの4つのCが総合して優れていることが、ダイヤモンドの美しさを決定づけます
2.メレ
メインの石の脇にメレダイヤ(0.3カラット以下の小粒ダイヤ)を添えたデザイン。メレダイヤの形や色でリングのイメージが変わるので、セミオーダーをしてオリジナルの組み合わせを作りましょう。
3.パヴェ
フランス語で「敷石」という意味をもつ。その名の通り、アームにメレダイヤを敷き詰めたデザインが特徴。
4.エタニティ
同じサイズのダイヤをぐるりと並べたデザイン。終わりない「永遠」を意味します。半周だけ並べるハーフエタニティも。
5.色石リング
ピンクやブルーなどのダイヤを始め、パールや誕生石を使用したリング。メインのダイヤの脇に、カラーのメレダイヤを添えたデザインもあります。
好きなのはどれ?結婚指輪の種類6つ
サイドデザイン
アームのサイドにアクセントのあるデザイン。誕生石を一粒セットしたり、モチーフやイニシャルを刻印することも。
カジュアルデザイン
リング一周に模様を入れたり、立体感のある彫刻をほどこしたりするファッションリングタイプのもの。
ダイヤ入りデザイン
いつも身につけるものにこそ、ダイヤを入れるのが人気。一粒埋め込むものから、ぐるっと一周させるものも。
メッセージ入りデザイン
イニシャルや結婚記念日、模様などを内側に刻印することが多い。リングを重ね合わせるとハート型になるデザインも素敵。
華奢なデザイン
ほっそりしていてシンプルなリング。シーンを選ばずつけられることから男性にも人気。シンプルさのなかにもちょっとしたオリジナリティをつけると◎。
幅広デザイン
ボリュームがあるデザインで、男性の指にもフィット。個性的なデザインも施しやすく、目を引くインパクトがあります。
◆結婚指輪を選ぶ時の注意点
結婚指輪は、これから先ずっとつけていくもの。年齢を重ねてもつけられる、シンプルなデザインを選ぶ事が大切です。お互いが納得したデザインでなければ毎日つけたいとは思えません。二人の意見を尊重しあったデザインにしましょう。
保証が手厚いかどうかもリングを選ぶ際のポイント。メンテナンスやデザイン変更に対応してくれるお店で買うと安心。指のサイズが変わってしまったときや、デザインを少し変えたいときなどに便利ですよ。
◆「結納」はきちんとするべき?その内容は
そもそも結納とは、両家が親類となって結びついた事を祝い、納め合うということ。「結婚をします」という約束を、公に交わしたことになります。地域によってしきたりややり方が異なるので、事前に確認しておくことが大切なのです。
結納には「正式結納」と「略式結納」とがあります。「正式結納」は仲人が両家を往復し、9品の結納品や結納金を届けるスタイルのこと。最近ではこのスタイルで結納を行うカップルは減っています。
「略式結納」は両家がどちらかの家や料亭、ホテルなどに集まり、結納を交わすスタイル。結納品の数を減らしたり、ライトに行うことが多いと言われています。
◆結納の流れ
- 準備した結納品の飾り付けを行う。
- 男性の父親が挨拶。
- 男性側(本人か父親)が結納品を差し出す。
- 女性が一礼し、目録に目を通して礼を述べる。母親も目を通した後、結納品を飾り台に置く。
- 女性側が受書を渡す。女性の母親が受書を男性本人に渡す。
- 女性側が結納品を差し出す(結納返し)。女性側母親が男性本人の前に運び、父親が述べる。
- 男性が目録に目を通す。父親、母親に回し礼を述べる。
- 男性側が受書を渡す。母親が女性本人に渡す。
- 婚約記念品(婚約指輪や時計、ネックレスなど)があれば、ここで紹介する。
- 男性の父親が挨拶をする。
◆いくら必要?結納金の金額
一般的には50万〜100万円と言われています。もちろん地域や家庭によって異なりますので、両家でしっかり確認をしましょう。関東地方では半額を女性側が返す「半返し」が主流ですが、地域によっては3割、1割、またはお返し自体がない地域もありあます。
女性側が半返しの場合、負担を考慮して元の結納金を半額にするケースも増えているようです。
しかし、男性側から女性側に金額の相談をしたり、「なしにしよう」などと提案することは絶対に避けておきたいことです。
男性側の両親から「結納返しはいらない」といわれたら、素直に受けて大丈夫です。しかし、その分結婚式・披露宴の費用を多めに出す、その分記念品を渡すなどをして、別の機会にお返しをしましょう。誠実な印象を与えることができます。
2016年3月28日追記