日本では、「愛情はじっくり時間をかけて育むもの」と思う人が多いですよね。しかし、アメリカでカップル1500人を実際に調査したところ、意外な結果が出ました。
なんと、一目ぼれから結婚に至った割合は55%。その上、一目ぼれから結婚に至ったカップルが離婚する確率はたった10%というのです。3組に1組が離婚してしまう日本の状況からすれば、うらやましい限りですね。
今回は、一目ぼれ婚が長続きしやすい理由をご紹介したいと思います。
◆想いを伝える努力を怠らない
一目ぼれ婚が離婚に至りにくい理由の一つとして有力なのが、「想いを伝える努力を怠らない」という点です。
長い交際期間を経て結婚に至ったカップルなどでは、「わかっているはず」という甘えがこの努力をいつのまにか失わせてしまいがち。しかし、一目ぼれの関係ではお互いの情報をほとんど持っていません。だからこそ、「知ろう、伝えよう」という努力が長く続きます。
私は、僕は、このようにあなたに好意を持っていますよ。あなたの事が大好きなんですよ。そういった気持ちを伝え続けることで、お互いに新鮮な愛情を感じられるのです。
離婚の原因になりやすい心のすれ違いを防げると同時に、共に過ごす時間の蓄積を通して相手への信頼や思いやりをより大きく育てていく秘訣と言えるでしょう。
◆願いを叶えるまでの時間がパートナーを「特別」にする
出会って即日入籍というわけにはいきません。
一目ぼれカップルとは言っても、基本的には交際を経て結婚の約束をし、入籍するもの。ゴールに至るまでの労力と時間が相手に付加価値を与え、より魅力的な存在にするのだとか。
◆顔が好みだと寛容になる
一目ぼれの大きな特徴は、内面的要素でなく外見的魅力で心を打ち抜かれてしまっているという点。多少のワガママやいさかいも、外見がタイプであれば通常よりはるかに寛容になれるのだと言います。そのため喧嘩もなく、にこやかな家庭が生まれるのです。
容姿が決め手となるならば「美女」「イケメン」にしか一目ぼれ婚のチャンスがないと思ってしまうかもしれませんね。しかし、実はそうとも限りません。確かに優れた容姿は強力なアピールポイントとなりますが、人は本能的に自分の遺伝子が求める要因を探していると言われています。
骨格、肉付きなどにもそれは影響しますので、直感的に自分に適合する遺伝子を見分けるのが「一目ぼれ」なのだという説も。例え容姿に自信がない場合であっても、一目ぼれし、される機会はゼロではないのです。
なお、男性は女性よりも25倍一目ぼれしやすいのだとか。男性のうちなんと69%が、これまでに一目ぼれを経験しているという調査結果まであります。
重要なのは、いつそのチャンスが訪れても困らないように自分のケアを怠らないこと、常に前向きでいること、少しでも自分らしくいることなのかもしれませんね。