昨年末「結婚したい男性芸能人ランキング」で1位となった、俳優の福士蒼汰さん。自らを「肉食」と称し、妄想癖があることでも有名です。
というわけで今回は、そんな福祉蒼汰さんと付き合って結婚したらこんな幸せな結婚生活が送れそう!・・・というお話を、彼が公の場で披露した妄想に従って書き上げてみたいと思います。
◆「次ストライク出したらさ、付き合って」
「ナイスストライク!」
今日は、前から気になっていた福士くんを含む友達皆でボーリング。
彼の出したストライクで、チーム皆のハイタッチが始まった。
ドキドキしながら、自分の順番を待つ。
手、震えてないかな……?
一瞬、私とのハイタッチだけ、彼が照れた表情をした気がした。
もしかして、彼の方も私を意識してくれてるのかも……なんて、勝手な想いを抱いてニヤけそうになって下を向く。
すると、彼が耳元で望んだとおりの言葉をささやいた。
「次ストライク出したらさ、付き合って」
その次ターンで、見事ストライクをだしてみせた彼。
そして、私は彼の彼女になった。
◆「次ストライク出したらさ、結婚して」
彼と付き合い始めて、あっという間に2年。
記念日は、二人でご飯へ。
そしたら、「このあとさ、久しぶりにボーリング行こうか」って!
えぇー、なんで二人でボーリング?と思ったけど、これってもしかして……?
期待して良いの?
あのときと同じように、ストライクを出して笑顔の彼。
真っすぐに私のもとに寄ってきて、ハイタッチ。
恥ずかしくて、やっぱりあのときと同じように下を向く私……。
でも。
「次ストライク出したらさ、結婚して」
そう、望んだ言葉をささやいてはくれなかった。
◆「今日から特別な日になるから」
正直、かなり落ち込んだ。
でも仕事も忙しいし、酔うと「結婚って、覚悟も大切だと思うんだよね」なんて言ってた彼。
きっと、まだ覚悟ができてないんだよね、と理解したつもりではいたけれど、やっぱり気分が晴れない。
そんな私の様子に気付いたのか、しばらくして彼からちょっと良いレストランに誘われた。
「たまには、こういうのも良いでしょ」
だけど、こんなレストランで食事なんて慣れない私は、ナイフで切るときに勢いで野菜を落としてしまったり、ドジの連発……。
彼は笑ってたけど、「こんなんだから、結婚しようって言ってもらえないのかも」と心がふさぐ。
すると、突然レストランの照明が落ちた。
あぁ、誰かの誕生日かな?と店内を見渡すと、奥からケーキを持った店員さんの姿が。
そして……やってきたのは、私たちのテーブル!
「え、どうして?何でもない日なのに……」
動揺する私の前に、ケーキが置かれる。
そして、彼がこう言った。
「なんでもない日だけど、今日から特別な日になるから……結婚しよう」
嬉しいけれど、なんだか混乱して、思わず自分を卑下してしまう。
「でも、私……どじだし……」
そんな私に、彼はさらにこう言ってくれる。
「そういう、しっかりしてるのにたまにおっちょこちょいなところが可愛くて大好きだよ」
そして、私は彼の奥さんになった。
◆幸せな結婚生活での『合言葉』
プロポーズから少しして、私たちは結婚、一緒に暮らし始めた。
優しくて男らしい彼との結婚生活は幸せだけど、やっぱり人並みにケンカもある。
でも、そんなときでも、歩み寄ってくれるのは、いつだって彼の方。
「ボーリング行こうよ」
「嫌」
それでも、無理やりハイタッチを求めて、彼がこう言ってくれるのが合言葉。
「次ストライク出したらさ、仲直りして」
それに私が素直に返事をしないのも、お決まり。
「でも、私……まだ怒ってるし……」
そして、いつもこうやってケンカは終わる。
「そういう、本当は甘えたいのに、たまに強がるところが可愛くて大好きだよ」
そして、私はいつも笑顔になる。
……ね、結婚したくなったでしょう!?
福士蒼汰さんとはできないかもしれないけれど、自分にピッタリの素敵な男性に、きっと出会えますように。
以上、福士蒼汰さんがしていた妄想を使った小説仕立ての妄想記事でした!