現代の告白といえば、意中の相手に素直な気持ちを直接言葉で伝えるのが一般的ですが、歴史上に残る告白方法は今とは違って、どれも少し変わったものばかり。その中でも?、インパクト大な告白や驚きのプロポーズをご紹介いたします。
◆中世ヨーロッパの「リンゴ」を使った驚きの告白?
16世紀ごろのヨーロッパでは、女性から想いを伝える「逆告白」として、とても変わった告白方法がありました。?それは「皮をむいたリンゴを自分の脇の下にはさみ、においを染み込ませてプレゼントする」というものです。?その、プレゼントしたリンゴを男性が食べてくれたら告白は成功。
今では少し考えられないものですが、当時は「ラブアップル」と呼ばれておりとても一般的な告白方法でした。?脇の下はフェロモンが出る場所という考えから、リンゴに自分のフェロモンを染み込ませることで「惚れ薬」になると考えられていたのです。
また、なぜリンゴが選ばれたのかというと「アダムとイブ」の禁断の果実に影響されたものといわれています。?とてもインパクト満載なこの方法ですが「禁断の果実=リンゴ=告白の果実」というのはちょっぴりロマンチック。リンゴを使った告白やプロポーズは意外と素敵なものになるかもしれません。
◆うるう年のプロポーズは断ることができない!?
1288年のスコットランドでは「うるう年には女性からプロポーズをされた男性は、承諾しなければならない。もし、断ったら罰金」という逆プロポーズの法律が存在していました。
4年に1度訪れるうるう年の1年間は、女性のプロポーズチャンス年ということだったのです。ですが、そのうち「1年間というのは長すぎる」という反対の声も上がったため「うるう日である2月29日のみ」と改訂されました。
それでも、その日に女性からプロポーズをされた男性はOKを出さなければならなかったのですから、まだ結婚を考えていない男性からするとドキドキの1日だったことでしょう。?現代では考えられないビックリな法律です。
しかし、今でもアイルランドやイギリスなどでは「うるう日は女性がプロポーズをする逆プロポーズの日」として名残があるようです。?たしかに、4年に1度しかない2月29日がプロポーズの記念日になるなんて、特別感があって素敵!
今年はちょうどうるう年。結婚を考えている方、または意中の相手がいる方は2月29日にプロポーズや告白をしてみてはいかがでしょうか。
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